決勝カバレージ:Nakamura Naomichi Vs Yamamoto Hiroshi
Author:まぐろ
2016/02/24(水) 0:30
2月21日。おかげさまで7回目を迎える事となりましたおかやまじっく
すでに、このカフェグレンという場所にもMTGのインクの匂いが染みついてきたと思うくらいの歴史は感じるようになりました
さて今回、29名の参加者の頂点に立とうとしている2人がここに居ます
Nakamura Naomichi。使用デッキはアブザンRED
なんとNakamuraは第5回おかやまじっくの優勝者である
第5回の時の使用デッキもアブザンだったNakamura、今回も優勝をもぎ取ってくのか!?
さぁ、2連覇は目の前だ!
対するはYamamoto Hiroshi、使用デッキはバントカンパニー
ここまでの試合を見ても分かるように、今日のYamamotoは・・乗っている・・・!
準決勝、準々決勝の戦いも劇的なトップで勝利しており、これからの試合にも期待が持てる
Yamamoto曰く、「今日は運が良い、デッキがよく回っている、これからのこのデッキの運を使い果たすくらいに・・・」
だが、決勝のこのテーブルまで己の腕で勝ち抜いてきたのだ、決して運だけではないのを会場の全員が知っている
今回のゲートウォッチでは新しく《反射魔道士》も加わり妨害手段も向上したバントカンパニー
はたしてYamamotoは、Nakamuraの2回目の優勝を阻止し、王者の名を手にすることができるのか・・・?
注目の戦いが今幕を開ける・・・
ゲーム1
ゲームを開始しようとする二人、お互いにデッキをシャッフルし、マリガンチェックを開始する
だがゲームが始まらない・・始まらない・・・Yamamotoのマリガンが・・・止まらない・・・
ここでYamamoto、痛恨のトリプルマリガンをしてしまう。
ここまの道のりで運を使い果たしてしまったのだろうか・・・
そんなYamamotoに対し、Nakamuraは7枚のハンドをキープする
立ち上がりから一気にアドバンテージ差がついてしまう、Yamamotoはこのハンド差をひっくり返すことが出来るのか?
yamamotoは2t目に《棲み家の防御者》をプレイし、果敢にアタックを仕掛けていく
3t目、4t目、と土地を伸ばして行くが初めのマリガンが厳しくハンドはもうわずか1枚に・・
4t目に土地だけ置いてターンを返すYamamoto、最後に残ったのはデッキ名にして根幹たるカード《集合した中隊》である
返しのNakamuraのターン、様式美のように《包囲サイ》がプレイされライフを3点吸っていく
NakamuraのターンエンドにYamamotoは《集合した中隊》をプレイ
ここで《死霧の猛禽》と《ヴリンの神童、ジェイス》をヒットさせる
ジェイスの能力で《集合した中隊》をフラッシュバックしてマリガン分を取り戻せるか!?
と思っていたが5tのYamamoto、ジェイスを反転させて使った能力は+2の能力
なんとTOPから《集合した中隊》を引いていたのだ
だがNakamuraも負けてはいない、5t《包囲サイ》、6t《包囲サイ》と展開していき、みるみるyamamotoのライフを奪っていく
Yamamotoも《集合した中隊》をジェイスでフラッシュバックし、場を構築していく
死霧の猛禽/Deathmist Raptor(DTK)》などで《包囲サイ》の猛攻を食い止めていくが残りライフがあとわずかに、、
地上は万全になったYamamotoに対し、Nakamuraは《風番いのロック》をプレイし空中戦を仕掛けていく
これをYamamotoは《ドロモカの命令》による格闘と《反射魔道士》によるトークンへのバウンスでしのぐ、
トリプルマリガンを思わせないくらいの動きを見せ、場を持ち返すYamamoto
だが次のターンにNakamuraが出した変異クリーチャーを見てYamamotoは苦笑した
「あれしかないじゃん(笑)」
Nakamuraの墓地で眠るサイと自分のライフを見るYamamoto
しかし変異クリーチャーの中身を見ることはせず、Yamamotoは投了を宣言した。
なんとこの試合、Nakamuraは《包囲サイ》の能力で12点ものライフを吸ったのである。
Nakamura 1-0 Yamamoto
ゲーム2
こんどはYamamoto、ハンド7枚をキープする、
対してNakamuraは1マリガン後、悩みながらもキープを宣言する。
Yamamotoは《森の代言者》、《死霧の猛禽》などを展開し相手のライフを詰めていく
《反射魔道士》でバウンス、《跳ねる混成体》でタップ、《ドロモカの命令》で格闘・・・!
1戦目のうっ憤を晴らすかの如く、Nakamuraに猛攻を仕掛けていくYamamoto
これに対しNakamuraは安心と信頼の《包囲サイ》や、2枚の《絹包み》などを駆使して必死に戦線を維持していく
しかし、最後にYamamotoが出したのは変異クリーチャー、
そう《棲み家の防御者》だ
《棲み家の防御者》の能力でYamamotoは《ドロモカの命令》を回収すると宣言
《ドロモカの命令》の2番目の能力には、「プレイヤー一人を対象とする、そのプレイヤーはエンチャント1つを生贄に捧げる」がある。
Nakamuraは《絹包み》で追放されている《跳ねる混成体》が舞い戻りタップされて攻撃されると、もうライフを守れないと判断しここで投了を宣言した
1戦目、《棲み家の防御者》によって奪われたマッチをYamamotoは、同じように《棲み家の防御者》で取り返したのだった
Nakamura 1-1 Yamamoto
1戦目2戦目と白熱した試合を繰り広げた二人だが、もう残すところあと1戦
はたして勝つのは今日乗りに乗っているYamamotoか、それともスタンダード2連覇へと突き進むNakamuraか・・・
~最終戦~
先手はNakamura、悩みながらもマリガンを宣言する
対してYamamotoは堂々と7枚のハンドをキープ
Nakamuraは2t《森の代言者》、Yamamotoは3t《死霧の猛禽》とお互いに良い立ち上がりを見せる
そして4t目、4マナからがお互いのデッキの真骨頂、Yamamotoは《集合した中隊》、Nakamuraは《包囲サイ》とプレイしていく
だがなんと、ここでのNakamuraハンドには1戦目と同じように《包囲サイ》がまだ2枚もあるではないか、、
一体全体Nakamuraのデッキには《包囲サイ》が何枚入っているというのだ!?(4枚である)
の《包囲サイ》の連打にYamamotoも《死霧の猛禽》で打ち取っていく、
1枚、2枚、3枚、4枚・・・!?と《死霧の猛禽》を展開していく
一体全体Yamamotoのデッキには《死霧の猛禽》が何枚(以下略
後に聞いた話では、Yamamotoの初手は《死霧の猛禽》4枚土地3枚だったそうです。
このとき私は「二人ともポーカーの世界選手権に出たら優勝するのではないか・・?」と思ったことは内緒にしておこう・・・(ここはおかやまじっく)
《包囲サイ》の猛攻を《死霧の猛禽》で受けてはいたが、《包囲サイ》のライフルーズとトランプルがYamamotoのライフを徐々に奪っていき、ライフが1に
Nakamuraは途中で引いた《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を展開、ギデオンをクリーチャー化して《ドロモカの命令》の格闘で《死霧の猛禽》を打ち取りにいく
対してYamamotoも《ドロモカの命令》で、その《死霧の猛禽》と《包囲サイ》を格闘させ命をつなぐ・・・!
ライフの少ないYamamotoは《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の攻撃を《死霧の猛禽》でチャンプブロックするしかなく、どんどんリソースを奪われてしまう。
途中《オジュタイの命令》でライフを4に戻すも、Yamamotroはここで頼みの綱である《集合した中隊》を外してしまう!これで一気に厳しくなったYamamoto
《棲み家の防御者》の変異で墓地にある4枚の《死霧の猛禽》場に出すも、ライフアドバンテージを取られているYamamotoは攻めることが出来ない。
またもや《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の攻撃の前に1匹、また1匹と《死霧の猛禽》が散ってゆく
追い打ちをかけるようにNakamuraは《コラガンの命令》で《包囲サイ》を回収しプレイ、Yamamotoのライフはまた1に逆戻りしてしまう。
返しのYamamotoはライブラリートップから《巨森の予見者、ニッサ》を引き即プレイ
既に土地を6枚コントロールしているYamamotoはこれを即座に反転させると、トークンを出すか悩むも《集合した中隊》を引くことに賭けてニッサの能力でトップをめくる
しかし空しくもこれは土地であった。
だがしかし次のターン、YamamotoはしっかりとTOPから《集合した中隊》を引き当てる!Yamamotoの願いが通じたのだ!
Yamamotoはこの《集合した中隊》で起死回生を図る・・・!
しかしNakamuraもこれを易々と通しはしない
中隊を照らすようにNakamuraの手札から唱えられたカード・・それは・・
《神聖なる月光》
ニッサが繋いでくれたチャンスを生かすことが出来ず、Nakamuraの月光に照らされ完全にリソースを失ったYamamotoは最後のNakamuraのアタックを防ぐことはできなかった。
Nakamura 2-1 Yamamoto
優勝はなんと、おかやまじっく初のスタンダード2連覇!Nakamura Naomichiさんです!おめでとうございます!
“Congratulations!!”