第11回 決勝カバレージ:Murao Keisuke Vs Doi Fumiaki

Author:ケルティ&ナイトー
2016/07/07(木) 06:00

現環境のスタンダードを行うのはこれで最後となる第11回おかやまじっく。環境の答えが出た中、各自が自信を持って作成したデッキを持ち寄り決勝まで進んだのは《大天使アヴァシン》や《変位エルドラージ》を採用したミッドレンジ型の『バントカンパニー』を操るMurao Keisukeさんと強力なPWを叩きつけ場を制圧していく『5色PWコントロール』を操るDoi Fumiakiさんの2名で行われました。

GAME 1

スイスラウンドの順位からDoiが先手、お互いに初手を確認し迷うことなくそのままキープを選択。

1T目
先手のDoiは《燃えがらの林間地》、後手のMuraoは《伐採地の滝》と両者ともそれぞれ土地をタップ状態で置き動きは無い。

2T目
Doi《ニッサの誓い》を唱える。山札の上から3枚を見てその中から《炎呼び、チャンドラ》を公開し手札に加え《乱脈な気孔》をタップインしてターンを渡す。MuraoはDoiの置いた土地を見て「4色やん!」と呟くとともに自身のメインフェイズで少し逡巡したのち《平地》を置き《薄暮見の徴募兵》を唱え場に出す。

3T目
Doiは《》を置きそのままターンを渡す。Muraoは《薄暮見の徴募兵》を《爪の群れの咆哮者》へと変身させそのまま攻撃を宣言、Doiのライフを17へと減らしつつ第2メインフェイズで《変位エルドラージ》を唱え着々とクリーチャーを増やしていく。

4T目
Doiは場のクリーチャーを確認しながら《アーリン・コード》を唱え、すかさず2番目の能力で狼トークンを生み出し《月の抱擁、アーリン》へと変身させる。返しのターンで場のクリーチャーの数とサイズで勝るMuraoが2体のクリーチャーで《月の抱擁、アーリン》を確実に処理しに行き、さらに無色マナが無かった場に《荒地》を置き《変位エルドラージ》の能力が使えるようになる。

5T目
Doiが2体目となるPW《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を唱え兵士トークンを生み出す。Muraoは冷静に場に出たばかりの兵士トークンを《変位エルドラージ》の能力で即座に追放。自分のターンにクリーチャー2体での攻撃を行う。ドイは狼トークンで片方をブロックするものの止めきれないクリーチャーが《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の忠誠度を減らしていく。

6T目
Doiは6枚目の土地を置き、手札から3体目のPW《炎呼び、チャンドラ》を唱える。3つ目の能力を使い(忠誠度―X:今回は-3)場のクリーチャーを全て焼き尽くそうとするもののMuraoがスタックで《大天使アヴァシン》を唱え能力である破壊不能付与がムラオのコントロールするクリーチャーに付与された結果、《炎呼び、チャンドラ》の炎は不発に終わる。その後《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の能力で兵士トークンを出してターンを終了する。Muraoは自身の土地の枚数を確認した後、《大天使アヴァシン》で《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を残りのクリーチャーで《炎呼び、チャンドラ》を攻撃しPWの脅威を無くしさらに《森の代言者》を唱える。

7T目
Doiは《過ぎ去った季節》を唱え墓地からカードを回収し次に備えるもののMuraoが《伐採地の滝》をクリーチャー化、すべてのクリーチャーで攻撃を行いDoiの残りのライフ17点を全て削りきり勝利する。

Doi 0-1 Murao

GAME 2

両者とも素早くサイドボーディングを終わらせ、先手のDoiは初手をキープ、後手のMuraoは1度マリガンを行いキープしGAME2を開始する。

1T目
お互いに土地を置くのみで動きは無い。

2T目
Doiは1T目に続き土地を置くのみ。Muraoは《森の代言者》を場に出す。

3T目
Doiは土地をタップインで置きそのまま《精神背信》を唱える。これが通ると相手の手札から《反射魔道士》を追放する。Muraoは《森の代言者》でDoiのライフを18に減らしつつ残された手札から土地を置き、《ヴリンの神童、ジェイス》を場に出し終了。

4T目
Doiは《光輝の炎》のコストを3色で支払い収斂X=3の火力でMuraoの《森の代言者》と《ヴリンの神童、ジェイス》を焼き尽くしターンを終了。Muraoは場のクリーチャー全てを焼き尽くされた為、このターンは土地のみを置いて終了する。

5T目
Doiは《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》を場に出し苗木トークンを生み出す。Muraoは手札から変異クリーチャーを出しターンを終了する。

6T目
Doiは悩んだ末に苗木トークンを生み出し、4枚の土地を全てを立てたままターンを終了する。MuraoはDoiのターン終了時に行動を起こそうかと悩むもののそのまま自身のターンへ移行。メインフェイズで変異クリーチャーを裏返す。場に出てきたのは《棲み家の防御者》であり、自身の墓地から《森の代言者》を手札に戻しつつDoiの《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》を攻撃、その後手札に戻したばかりの《森の代言者》を唱える。

7T目
土地が4枚で止まってしまっているDoiは《先駆ける者、ナヒリ》を唱えるもMuraoは《否認》を使いカウンターしてしまう。場に追加のPWを置くことが出来なかったDoiは苗木トークンを生み出しターンを終了。Muraoは《棲み家の防御者》で苗木トークンをすり抜け《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》を処理しつつ《森の代言者》でクリーチャーを減らしていく。

8T目
Doiは5枚目の土地を置き《チャンドラの誓い》を唱え現状のトークンでは防げない《棲み家の防御者》を焼きはらう。Muraoは《森の代言者》と《伐採地の滝》で攻撃をDoiは残った苗木トークンでそれを受ける。

9T目
Doiは2枚目の《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》を場に出し苗木トークンを生み出しターン終了する。Muraoは《森の代言者》と《伐採地の滝》で《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》を攻撃、Doiはそのまま攻撃を受け2枚目のニッサも墓地へ送ることに成功する。

10T目
Doiは土地のみを置いてターンを終了する。Muraoは《森の代言者》のみで攻撃を行いDoiは残った苗木トークンでそれを受ける。その後《薄暮見の徴募兵》を唱える。

11T目
Doiは《龍王シルムガル》を唱え場に出るとMuraoの《森の代言者》のコントロールを奪う。返しのターン、Muraoはいつの間にか引いていた2枚目の《反射魔道士》を場に出し対象を《龍王シルムガル》を選択。これにより《森の代言者》がMuraoのコントロール下で戻りコントロールするクリーチャーのいなくなったDoiを《薄暮見の徴募兵》が攻撃しライフを16にする。

12T目
Doiは《死の宿敵、ソリン》を場に出し2番目の能力を(-X=5)使用し脅威となっていた《森の代言者》を対象にとる。それに対応し、Muraoは《薄暮見の徴募兵》の能力を使い山札から3枚確認し2枚目の《森の代言者》を手札に加える。場の《森の代言者》は墓地へ送られDoiのライフは21となる。Doiのターン終了前にMuraoはもう一度《薄暮見の徴募兵》の能力を使い今度は《変位エルドラージ》を手札に加えそのままMuraoのターン、《薄暮見の徴募兵》でDoiを《反射魔道士》で《死の宿敵、ソリン》を攻撃しDoiのライフを19へ下げつつPWを処理する。その後先ほど手札に加えた《変位エルドラージ》と2枚目の《森の代言者》を場に追加しターンを終了する。

13T目
Doiは《炎呼び、チャンドラ》をプレイし即座に3番目の能力を起動(-X=3)しMuraoの《森の代言者》以外のクリーチャーを焼き尽くす。Muraoは2枚の《伐採地の滝》をクリーチャー化し本体を攻撃《森の代言者》の恩恵を受けた状態でDoiのライフを9まで減らしつつ《森の代言者》で《炎呼び、チャンドラ》を処理していく。

14T目
Doiは《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》を場に出しこのターンどうしても倒さなければいけない《森の代言者》を2番目の能力で破壊する。場のクリーチャーを全て裁かれてしまったMuraoは悩みながらも再度2枚の《伐採地の滝》をクリーチャー化しDoiのライフを6に減らしつつ《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》を処理する。

15T目
Doiは2枚目の《炎呼び、チャンドラ》を場に出し、2番目の能力で手札を全て入れ替え、さらに《アーリン・コード》をプレイし狼トークンを生み出し《月の抱擁、アーリン》へと変身させる。返しにMuraoが《石の宣告》を狼トークン対象に唱え場にはコントロールするものがPWとエンチャントのみになったDoiを2体の《伐採地の滝》が攻撃しライフを削り切り勝利する。

Doi 0-2 Mrao

第11回おかやまじっくを制し参加者23人の頂点に立ったのは圧倒的な対応力を見せた『Murao Keisuke』さんとなりました。おめでとうございます!

“Congratulations!!”