第14回 決勝カバレージ:Hiromasa Kawabata Vs Nagai Hiroaki

Author:ぱなっぷ
2016/11/12(日) 18:00

第14回目となったおかやまじっく。

この14回目はメインイベントの参加者が32名と過去最大級となり、皆さんに楽しんでいただけたようで運営一同感謝の気持ちでいっぱいである。

そんな決勝戦に駒を進めたのは津山TCG会という団体のメンバーで、毎月イベントを開催しているカワバタヒロマサと第8回大会でも決勝戦に残ったナガイヒロアキの両名となった。

カワバタが使用するのは現在のスタンダードの環境にて最強のデッキと言われるデッキの一角である「緑黒昂揚」 。

発生の器》と《過去との取り組み》により素早く昂揚を達成し、《墓後家蜘蛛、イシュカナ》による制圧力で相手を圧倒するデッキだ…。

ナガイが使用するのは同じく現在のスタンダード環境の最強デッキの一角、白青フラッシュ。

呪文捕らえ》、《大天使アヴァシン》をインスタントタイミングでプレイして相手を翻弄する。これを独自の調整の結果から、赤い軽量火力である《蓄霊稲妻》をタッチしている。

墓後家蜘蛛、イシュカナ》か、それとも《大天使アヴァシン》か…。

勝つのはどちらか。

Game1

予選スイスラウンドの上位者のナガイが先行。

ナガイが1回マリガンしカワバタは少し考えると、7枚を受け入れて試合開始となった。

先手のナガイが《さまよう噴気孔》のタップインを処理すると、後手のカワバタが《》から《ウルヴェンワルド横断》をプレイし昂揚達成への準備を進めた。

次にナガイが繰り出すは《密輸人の回転翼機》!!!

カワバタの口から「すごい…強い…」と言葉が漏れた。

しかしナガイはクリーチャーを引くことが叶わず《密輸人の回転翼機》に搭乗させる事ができない。

それはおろかナガイの戦場には《さまよう噴気孔》と《》しか出ておらず白マナもない。

その間にカワバタは《最後の望み、リリアナ》、《森の代言者》とたて続きにプレイしていき《最後の望み、リリアナ》の忠誠値は順調に上がっていく。

ようやく白マナを引いたナガイはカワバタのエンドに《呪文捕らえ》をプレイしていくも、すぐさまカワバタの《殺害》によって退場させられてしまう。

白マナが確保できたナガイは《無私の霊魂》をプレイすると《密輸人の回転翼機》に搭乗させ《最後の望み、リリアナ》へと突撃させる、このとき誘発するルーター能力により手札の入れ替えを行う、まさに一石二鳥のターンとなった。

このプレイによってナガイは何とか四枚目の土地を引き込み次のターンには《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》をプレイすることに成功する。

ゼンディカーの同盟者、ギデオン》のプレッシャーは凄まじく、カワバタは少し考えた後に《最後の望み、リリアナ》の忠誠値を+1し《無私の霊魂》を除去すると、セットしてあった《風切る泥沼》をクリーチャー化させ《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》にフルアタック!

ゼンディカーの同盟者、ギデオン》は即刻退場となった。

ナガイも負けない。

反射魔道士》でずっと居座っていた《森の代言者》を手札に戻すと、そのまま《反射魔道士》を《密輸人の回転翼機》に搭乗させ、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が生み出した同盟者トークンとの2体のアタックで《最後の望み、リリアナ》を排除に成功する。

お互いにプレインズウォーカーを落としあう壮絶な殴り合い…これは俄然目が離せなくなった!!

最後の望み、リリアナ》を失い不利になったかに見えたカワバタだったがプレイするのは《ウルヴェンワルド横断》。

昂揚は達成しておりデッキから手札に加えるは《墓後家蜘蛛、イシュカナ》!!!

これにより1/2の到達を持った蜘蛛トークンが3体生成され持ち直したかに見えた…!

そのターンのエンドにナガイが唱えるは《大天使アヴァシン》!!!

しかし《大天使アヴァシン》といえど《墓後家蜘蛛、イシュカナ》の前には攻撃に向かうことが叶わずターンを返してしまった。

さらにカワバタは《害悪の機械巨人》を戦場に追加し、この《大天使アヴァシン》は儚くも打ち落とされてしまう。

ナガイは自分のターンにアクションを起こすことなくエンド、これは辛いか…。

カワバタは《森の代言者》を戦場に出し直すと《墓後家蜘蛛、イシュカナ》、《害悪の機械巨人》、クリーチャー化させた《風切る泥沼》にてアタック!!強烈!!!

ナガイも《停滞の罠》にて《害悪の機械巨人》を、《蓄霊稲妻》にて《風切る泥沼》を除去する。

次のナガイのターン、ナガイは《スレイベンの検査官》から手がかりを生成しそのまま2マナ払ってドローする。

「何か、来い!!!」

駆けつけたのは《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》!!!!

…がカワバタの《餌食》にて《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》はまたも即刻墓地送りとなった。

さらにダメ押しとばかりにプレイするは《最後の望み、リリアナ》!

これにより完全に盤面を制圧されてしまったナガイ。トップから《大天使アヴァシン》をプレイするもどうにもならないことを悟り、盤面を片付けたのだった…。

Game1 カワバタ Win

Hiromasa Kawabata 1 – 0 Hiroaki Nagai

Game2

先手のナガイがマリガンを宣言し、カワバタは7枚のハンドをキープ。

6枚の手札を確認するナガイはこの6枚を良しとせず、もう1回のマリガンを宣言。痛恨のダブルマリガンとなってしまう…これは厳しいか?!

これによって5枚となった手札をキープし、占術したカードは下へ送られゲームが開始された。

後手のカワバタの《精神背信》によってゲームが動き出す。

さらに次のターンに《失われた遺産》を唱えると、ナガイはそれは流石にと《呪文萎れ》でカウンター。

ナガイの出した最初のクリーチャーが対象のない《反射魔道士》となり少し寂しい…。

次のカワバタの4ターン目のアクションがナガイにとって致命的となる。

まず《過去との取り組み》、これにより《最後の望み、リリアナ》が墓地に落ち昂揚を達成。そこからの《ウルヴェンワルド横断》!サーチするはもちろん《墓後家蜘蛛、イシュカナ》!!!!

すぐに場に出ることとなった《墓後家蜘蛛、イシュカナ》がまたも1/2の蜘蛛トークンが3体生成する。

これにより一気に窮地に立たされたナガイ。《停滞の罠》にて一旦《墓後家蜘蛛、イシュカナ》が排除されるも、次のターンにカワバタのドローが輝く。

ドローしたカードは2枚目の《墓後家蜘蛛、イシュカナ》!!!!

これで決まってしまった。盤面を埋め尽くした蜘蛛の群れにより、ナガイの反撃の目は完全に絶たれてしまった……。

Game2 カワバタ Win

Hiromasa Kawabata 2 – 0 Hiroaki Nagai

第14回目おかやまじっく優勝はKawabata Hiromasa!!

おめでとうございます(`・ω・´)ノ

“Congratulations!!”