第17回 決勝カバレージ:Masami Matsuda vs Chiharu Katayama

Author:ぱなっぷ
2017/02/19(火) 15:00

先日の公式発表によりスタンダードのレギュレーションにて禁止制限発表があったのはプレイヤーの誰もが知るところではあるが、発売されたばかりの最新エキスパンション“霊気紛争”により新しいアーキタイプのデッキがあふれたこの第17回おかやまじっく

この第17回おかやまじっくの決勝戦に駒を進めたのはマツダマサミとカタヤマチハル
この両名である。
2人は普段から共にMTGを楽しむ仲のようでお互いのデッキの中はサイドボードの1枚にまで把握しあっているようでこの決勝戦では通常の駆け引きとは一味違う、“読み合い”が発生すると思われる。

この“読み合い”を制するのはカタヤマか、それともマツダか・・・・

Game 1

両者7枚の手札をキープすることとなり、予選ラウンドの上位によりカタヤマの先手で始まることとなった。

先手のカタヤマが《改革派の地図》をプレイするとマツダは《発明者の見習い》をプレイ
互いに1ターン目から好調を予感させた。

さらにマツダは次のターンに《ボーマットの急使》を戦場に追加し2体でのアタック!
負けじとカタヤマは《発明者の見習い》へ《致命的な一押し》を打ち込みダメージは最小限とする。

カタヤマは返すターンに《改革派の地図》を起動し沼を確保すると3枚の土地をタップする。
この瞬間にすべてを察したマツダは顔をしかめた。
そう、この3マナから唱えるは《最後の望み、リリアナ》!!!!
忠誠値を+1することでマツダの《ボーマットの急使》を葬りさり盤面を更地にする。

これにより相当厳しいかと思われるマツダは《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》をプレイするが土地を置くことができずにターンを返すこととなった。

この失速が致命傷となりターンを重ねるごとマツダの《最後の望み、リリアナ》の忠誠値がどんどん上昇し6となった頃ようやく3枚目の土地を引き当てたマツダは正に“最後の望み”とばかりに《ラスヌーのヘリオン》をレッドゾーンに送り込むがそこにカタヤマが打ち込むは

闇の掌握》!!!
勝負あり、次の次のターンには《最後の望み、リリアナ》の-7能力が炸裂し、ダメ押しの《死の宿敵、ソリン》をプレイされたところでマツダは自らの敗北を認めるのだった・・・

このおかやまじっくに初出場にして初優勝という功績にカタヤマはリーチをかけた。

カタヤマ 1 – 0 マツダ

Game 2

今回も両者7枚にてキープ・・・
またも激しい戦いが予想される

先手のマツダは《》から《発明者の見習い》とグッドスタート。
カタヤマはここでゆっくりとプランを練る・・・
そこからしっかりとこの試合でキーカードとなるであろうカードを場に出す

領事の権限》!!!

このカードによりマツダの速攻を持ったクリーチャーはタップ状態で戦場に出ることとなり
さらにカタヤマは1点のライフを得る事ができる。
この効果的なサイドカードにマツダも「つらいなー」と声を漏らした。

しかしマツダも負けじと《精神背信》をプレイしカタヤマの手札から《最後の望み、リリアナ》を抜き去る。

マツダは3/3速攻の《真鍮の災い魔》をプレイするも残念ながら《領事の権限》によりタップインを余儀なくされ仕方なく《発明者の見習い》の1体のみのアタックでターンを返した。

カタヤマはブロッカーとして《異端聖戦士、サリア》をプレイしていくがここには
マツダの《ショック》が打ち込まれ即退場となる。

次のターンにもカタヤマは同様に《異端聖戦士、サリア》をプレイするもまたもマツダが放つ《ショック》によって除去され、その間も《真鍮の災い魔》と《発明者の見習い》の2体に殴られ続け、さらに次のターンのマツダのアタックには《乱脈な気孔》をクリーチャー化させてブロックに当てようとするもさらに飛んでくるは《無許可の分解》!!

マツダがアーティファクトをコントロールしていないので3点の追加ダメージこそなかったが、怒涛の攻めは止まらない!
マツダは攻め手を緩めまいとさらに次のターンには《屑鉄場のたかり屋》をプレイしターンをエンド。

次のターンにカタヤマがトップしたのは《ゲトの裏切り者、カリタス》!

手札を使い切っていたカタヤマはすぐにこれをプレイしまだまだ試合はこれからと思われたが
マツダが2枚目の《無許可の分解》を《ゲトの裏切り者、カリタス》にプレイしたところで
カタヤマはカードを片付けたのだった。

カタヤマ 1 – 1 マツダ

Game 3

またも両者7枚にてキープを宣言し
まだまだ激しい戦いが続く事を予感させた。

先手のカタヤマは2ターン目に《永代巡礼者、アイリ》を場に出すと
マツダも2ターン目のクロックとして《屑鉄場のたかり屋》をプレイした。

次のターンにカタヤマは第2ゲームでも活躍した《領事の権限》を引き込みすぐさまプレイした。

これによりマツダの《真鍮の災い魔》がまたもタップ状態で場に出ることとなり、思うようにカタヤマにダメージを与えられない。

次のターンカタヤマは《永代巡礼者、アイリ》と《乱脈な気孔》をクリーチャー化させ2体でアタック!

マツダは《永代巡礼者、アイリ》を《焼夷弾》で除去すると《屑鉄場のたかり屋》でアタックを続ける

カタヤマはブロッカーとして《異端聖戦士、サリア》を戦場に追加するもマツダは《無許可の分解》をプレイ!
このプレイにスタックしてカタヤマは《屑鉄場のたかり屋》に《闇の掌握》!
これによりマツダの戦場にアーティファクトが消え去ることとなり、《無許可の分解》の3点ダメージは不発となった。

さらにマツダはこのターンに《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》を戦場に加えてエンド。
次のターンには《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》から生み出された2/1の猿トークンを加えた4体にてアタック!

しかしカタヤマは冷静にこの2/1の猿トークンを《乱脈な気孔》をクリーチャー化させブロックに向かわせる。

追い詰められたカタヤマ、ここでドローするは《ヤヘンニの巧技》!!
盤面が一度リセットされるも墓地から舞い戻ってくるは《屑鉄場のたかり屋》!!

さらにカタヤマが次に引き込んだのは《ゲトの裏切り者、カリタス
しかしマツダはこの《ゲトの裏切り者、カリタス》には《集団的抵抗》を増呪コストをプレイし即除去してさらにプレイヤーにも3点!!
これにより対抗手段をすべて失ってしまったカタヤマは勝者であり友であるマツダを讃えるのだった。

カタヤマ 1 – 2 マツダ

第17回おかやまじっく優勝はマツダマサミさんです!!
おめでとうございます!!!